2022.02.26

「なんでもやってあげる過干渉な母」が娘に及ぼした「意外な悪影響」

就職してみると「困難」が浮き彫りに…

他人との心理的な距離がうまくつかめず、長い間「生きづらさ」のようなものを感じてきた春香さん(来所時30歳・仮名)は、行政書士/公認心理師である著者の佐藤千恵さんの元を訪れました。

【前編】「「過干渉で支配的な母親」のせいで「人との距離感」がわからなくなった30歳女性の苦悩」では、母親が春香さんのやることなすことに対して強烈に干渉していたことをお伝えしました。中学生になった春香さんは友人と交換日記を始めましたが、そこにも母親の手が忍び寄ることになります。

※以下は、実際の事例をプライバシーに配慮して再構成した内容です

 

交換日記を盗み見て…

間もなく、母親が嬉しそうな顔で

「春香ちゃんたちの間で〇〇ってアニメが人気なのね」

「BやCって子はどうしようもないわね」

などと訳知り顔で春香さんに言ってくるようになりました。アニメは交換日記のメンバーが全員好きでよく話題にしており、BさんやC君のことはお友達がこの日の交換日記に「今日の掃除、BとCがサボっててムカつく~!」と書いてありました。「交換日記を読まれた?」とすぐに思いましたが、証拠がない以上何もできません。

〔PHOTO〕iStock

しかしそれから間もなく、お風呂上がりにリビングに行くと母親がまたも、

「ねぇ春香ちゃん、D君って人気あるの?」

と、いつもの訳知り顔で言ってきました。

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