美しさとは、限られた人だけが持っているものではありません。美しくあることに年齢、容姿、性別などは、なにも関係ない。美しさには正解も、基準もない。自分らしさを発信する著名人に、それぞれが思う“美”について伺いました。今回お話を伺ったのは、メイクアップアーティスト、モデル、インフルエンサーとして活躍するZutti Mattiaさんです。

Zutti Mattia(ずっち・まってぃあ)
1998年東京都生まれ。メイクアップアーティスト、モデル、インフルエンサー。外資系化粧品メーカーの美容部員を経て、現在はフリーランスで活動。最先端のジェンダーレスを自称し、何にもとらわれない美をSNSで発信。独学で編み出した高いメイク技術や、自由な発想で注目を集めている。メイクの方法を教えるメイクミーティングや、ファンとの交流パーティーなども開催。@zuttijapanese

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おしゃれをするのは女装ではなく、“フル装備”

Zutti Mattiaさんは、SNSの総フォロワー数42万人以上の美容系インフルエンサー。メイクやウィッグを駆使して、ハリウッドスター風、K-POPアイドル風など自在に変身し、動画や写真をSNSにアップしている。そのメイクの特徴は、顔の造形や性別などにとらわれず、自分のなりたい姿になるということ。

「Zuttiのメイクは、トリックアートみたいな感じ。目が二重か一重か、骨格がどういうつくりか、そんなことは全く関係ない。どんな自分にもなれるんです」

Instagramでは、写真とともに自身の美の哲学を発信。

今回の撮影中も、撮った写真を確認して「綺麗!」とはしゃいでいた。しかし意外なことに、昔から自分の容姿に自信を持っていたわけではないという。

「小学生のとき、容姿のことでいじめられていた時期があったので自分のことを美しいと思っていませんでした。そんなある日、祖母から『そんなダサい格好をしていたらいじめられる。もっとおしゃれをしなさい』と言われました。そのときから、ファッションを研究するようになって、だんだんと自分を好きになっていった気がします」

海外で人気のメイク、カットクリースを取り入れるのはZuttiさんの定番。

少しずつ自信を持ちはじめたZuttiさんが、心底自分を美しいと思えるようになったのは、メイクをするようになってから。きっかけは、プロレスラーのブル中野さんだった。

「テレビで見た彼女に衝撃を受けて、その真似をしたくなりポスカを使って顔にペイントをしたのがはじまりです。その後レディー・ガガに憧れて、メイクを極めるようになりました。メイクで変わっていく自分の顔を見て、無限の可能性を感じたんです」

多数所有しているウィッグは好きな色に染めたり、カットしたりして使用することも多い。