『ちはやふる』は「少女漫画」なのか…? 漫画アプリ編集長の嘆き

実はギャグ漫画かもしれない

キャンペーンを伝える報道で無視されて

「ああ、広瀬すず主演の映画、何年か前にあったね。まだやってるの?」

漫画を扱っていない同僚に「いまマジで『ちはやふる』が激アツなんだよ!」と力説すると、割とこんな反応が返ってきます。

まだやってるどころではありません。いや、激アツなんて言葉すら生ぬるいです。2007年の年末から「BE・LOVE」で始まったこの傑作、現在は連載15年にして伏線を完全回収するクライマックスに突入しているのです。

 

2022年2月9日に、『ちはやふる』48巻が発売。同時に次巻、49巻が完結巻になるとの発表がなされ、講談社の漫画アプリで47巻までの全話が無料で読めるキャンペーンも開始されました。

(アプリを入れるのが面倒な方はWebでも冒頭3巻分が会員登録とかなしで無料にて読めます。「ちはやふる DAYS」でググってどうぞ)

お試しで『ちはやふる』の冒頭を読んでみると、いきなり迫力のある競技かるたの場面が展開されます。そして連載開始から15年、幾多の名勝負を経て、いままさに冒頭部分で描かれた頂上決戦が「BE・LOVE」の誌面で展開されているのです。

よくぞここまで……と一読者としても感涙するばかり。これから15年分を未読の状態から追いかけられる人がいるなんてうらやましい限りなので、私が編集長ということになっている「コミックDAYS」でも、47巻無料のキャンペーンに参加しました。

無事に設定を終え、さあみんな読んで読んで……とワクワクしながら2月9日のニュースを見ると、どの報道も「『マガポケ』で全話無料」という話ばかり。無料範囲が少し少ないほかのアプリは完全に無視された格好です。感涙とは別種の涙が出てきます。

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