この場合の美的生活のポイントは、ビニール袋をきちんと入れる箱にあります。たとえばシリアルやオートミールなどが入っていた、見栄えのする輸入物の紙箱などを用いると、不思議にもゴミ袋までハイカラに見えるものです。箱がきれいなので、きちんと入れてみたくなるというわけです。

我が家ではシンクの下に開き戸があるので、その取っ手に薄いビニールを吊ってあります。これにゴミを捨てて、毎晩ベランダのゴミ入れに捨てます。ゴミはいつも少量で、ほぼ乾いています。

この吊具も、ちょっと工夫を。汚れた洗濯ばさみなど使うと、「いかにもゴミ用!」といった感じに見えますが、おしゃれなクリップにして、開き戸に合わせた目立たない色を選ぶと、これまた不思議で、「ここにゴミを入れよう!」という気分になるのです。