2022.03.10
# ビジネス

CDが売れないサブスク時代に「CDレコ」がバカ売れしている「意外な理由」

変わらぬ「お客様ファースト」の姿勢
竹内 謙礼 プロフィール

「推し活」の一環で購入するファンも

ソフト面にも力を入れた。CDを購入するユーザーには、いわゆる“推し”のアーティストがいるケースが多い。CDレコの専用アプリ「CDレコミュージック」ではCDをスマホに取り込むと、直接、ビルボードの音楽ランキングにポイントが反映される機能を備えている。そのため、推し活の一環として、CDレコを購入するファンも多く存在している。

「専用のアプリには直接Twitterに投稿する機能も搭載しています。自分のお気に入りの曲と一緒につぶやきを簡単に拡散できるのが特徴なんです。アーティストのファンの中でも、リーダーシップを取っている人たちが『みんなでこの曲をランキングで上位にさせよう!』と呼びかけることで、ファンの人たちが推し活しやすい環境を整えました」

ここ数年で音楽は「聴きたいもの」から「共感したいもの」へと変わった。そのような時代の変化にあわせて、CDレコも変化を遂げて成長し続けている。

サブスク時代に合わせてアップデートも

音楽市場は確実にサブスク主流の時代に変わりつつある。2020年には、音楽の有料販売において、サブスクがCDの市場を遂に逆転した。

しかし、CDレコはここで大胆な施策に打って出る。2021年12月、CDレコミュージックのアプリで、サブスクのアップルミュージックの音楽を取り込めるサービスをリリースしたのだ。

「社内でも大きな議論になりました。でも、このままだと、お客様はサブスクで音楽を聴いて、なおかつCDレコのアプリでも音楽を聴くという、2重の曲の保存場所、複数のアプリを行き来しなくてはいけません。企業の都合だけを考えれば、CDレコはCDの曲だけを保存する役割のままでもいいという見方もあるんですが、一方で、お客様にとっては、サブスクに対応していないことは、サービスとしては不便をかけてしまうことになると思ったんです」

 

聴き放題のサブスクは、本当に好きな曲だけを厳選して聴くことができない弱点がある。いくらレコメンド機能が発達しているからといっても、聴き慣れない曲が流れてくると、一瞬で気持ちが冷めてしまう。

しかし、サブスクでお気に入りの曲を選曲して、さらにネット上ではダウンロードできないサブスク解禁されていないアーティストの曲をCDから取り込むことができれば、CDレコの専用アプリで途切れることなく、自分の好きな曲だけを厳選して聴き続けることが可能になる。

「企業の都合だけで作られた商品が売れる時代ではありません。これからはお客様ファーストで考えていかなければ、息長く消費者に愛される商品は作れないと思います」

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