CDレコの好調なセールスを知ってか、最近では他社からも類似のスマホ用CDレコーダーが販売されている。性能を削り、低価格の商品も出回っているが、それでもCDレコの販売は好調を維持しているという。
お客様のためなら、どんな苦労でも乗り越えて、時には自分たちとは相反するサービスのサブスクすらも取り入れる。そんな愚直な作り手側の姿勢が、CDレコのファンの心を掴んでいることが、好調なセールスの背景にはあるようだ。
新しく市場を開拓することは難しい。そして、その市場で売上を伸ばしてくことはもっと難しい。後発で安い商品が発売されるのは日常茶飯事であり、中には“元祖”といわれる商品が、後発の商品に食われてしまうケースも少なくない。
しかし、「お客様のために」という商品コンセプトを守り続ければ、そこに恩義を受けたファン客たちが応援してくれて、元祖の商品は売れ続けることができる。模倣が簡単にできて、価格が重視される時代だからこそ、「お客様ファースト」を守り抜くコンセプトが、これからのヒット商品には必要不可欠だといえる。
