2022.03.11
# Facebook # メタバース

「メタバース」バブルのウラで、早くも懸念される「性的コンテンツ」の魔の手

実態はまだまだ「無法地帯」

盛り上がる「メタバース・バブル」

新型コロナウイルスによるパンデミック、そしてロシアのウクライナ侵攻など、世界経済にとって大きな打撃となる事態が続いているが、それでも景気の良い話が続いている分野がある。いま大きな関心が寄せられている「メタバース」がそのひとつだ。

「メタバース」とは、3DCGで描かれる仮想空間の中で、ユーザーが自らの分身となるアバターを操作してさまざまな目的(ゲームやコミュニケーション、エンターテインメントなど)を達成できるサービスを指す。

「メタバース・バブル」に懸念も…/photo by iStock

元々はSF作家ニール・スティーヴンスンが1992年に発表した作品『スノウ・クラッシュ』に登場する、架空の仮想空間サービスに付けられた名前で、英語の「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語だ。

その後IT技術の進化により、仮想空間を提供するさまざまな商用サービスが登場すると、それらを総称する概念として「メタバース」が使われるようになった。

さらに近年、VR(仮想現実)関連技術が大幅に進歩したことで、精巧で広大な3DCG空間を楽しんだり、あるいはより簡単に(現実空間にいるユーザーの手の動きや顔の表情を読み取るなどして)アバターを操作したりできるようになった。

またその用途も広がり、従来のようなゲームだけでなく、企業の会議や大規模なイベント(ライブや見本市など)等にも利用されている。

最近「メタバース」と言えば、そんな次世代型の仮想空間サービスを意味することも多い。そしてこうした新たな仮想空間が、いわゆる「Next Big Thing」、すなわち次のビジネスチャンスをもたらす分野として期待されているのである。

 

たとえば日本でもお馴染みのソーシャルメディアであるFacebookを提供するフェイスブック社は、2021年10月に、社名を「メタ(Meta)」に変更すると発表した。

全世界で30億人近いユーザーを抱えるFacebookだが、近年は若者ユーザーが離反していることを指摘されるなど、成長が鈍化している。そこで次の一手を見つけようとメタバースに注目しており、日本円で1兆円近い投資を行うことを表明していた。

自社の看板サービスである「フェイスブック」の名を捨て、「メタ」へと移行するというのは、彼らがいかにこの分野に賭けているかを示すものと言えるだろう。

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