プーチンに、突如浮上した疑惑「パーキンソン病」とは一体どんな病気なのか…?

日本でも患者数が増えている

伝説のボクサー、モハメド・アリが闘病していたイメージがあるが、馴染みの薄い病気かもしれない。だが、決して他人事ではない。日本でも患者数は増えている。まずは正しく理解することから始めたい。

一目瞭然の不自然な動き

「プーチン氏とは何度も会ったが、以前の彼とは違う。不安定に見え、違う人物になってしまった」

米国のコンドリーザ・ライス元国務長官はそうコメントしている。

20年以上も事実上の最高権力者の座に君臨するロシアのウラジーミル・プーチン大統領(69歳)が、パーキンソン病なのではないかという疑惑が相次いで報じられている。

Photo by gettyimagesPhoto by gettyimages
 

2月18日、プーチン大統領はベラルーシのルカシェンコ大統領と会談したが、この時の様子は明らかにおかしかった。

プーチン大統領は左手をぐるっと回して椅子の肘掛けの根元を強く握り締めていた。身体を固定させるためのように見えるが、一方で指先にはまるで力が入っていない。しかも、両足をパタパタと動かし続け、まるで落ち着きがないのだ。

表情が乏しいのは相変わらずだが、かつての鋭い眼光が消え失せ、顔はむくんでいる。

ロシア政治を専門とする筑波大学の中村逸郎教授はこう指摘する。

「これまでのプーチン氏にはなかった動きです。会談で隣にどっしりと座るルカシェンコ氏とは対照的で、一目で分かるほどの違和感がありました。私は他の映像も確認しましたが、やはり様々な場面で不自然に手を握り締めています」

そもそもは昨年11月に英メディア「TheSun」が、プーチン大統領にパーキンソン病の疑いがあることを報じた。当時、ロシアの大統領報道官は記事を完全否定したが、今回のウクライナ侵攻を機に疑惑が再燃しているのだ。

プーチン大統領の歩き方を分析したオランダのラドバウド大学メディカルセンター神経科医師、バスティアーン・ブルーム氏はこう語る。

関連記事