2022.03.13
# 企業・経営

米国ビジネススクールのMBA取得者の初任給は年5000万円!

それに比べ専門知識が報われない日本
野口 悠紀雄 プロフィール

平均的なビジネススクールでも初任給が5割増

「以上で見たのはアメリカで超一流のビジネススクールであり、ごく特殊な例だ」という意見があるかもしれない。確かに、そうだ。

しかし、一般的に見ても、ビジネススクール卒の給与は高い。

NACE(National Association of College and Employers)という組織が初任給のデータをまとめている。

それによると、つぎのとおりだ(2020年卒業者)。

・大学卒(経営学専攻)     5万4392ドル(626万円)
・ビジネススクール卒(MBA)  8万2372ドル(947万円)

スタンフォードのMBAは平均の約2倍だから、平均よりずっと高いのは事実だ。ただし、平均的に見ても、MBAを取得することで、所得が大きく増加する。

 

ハーバードやスタンフォードの数字を見たあとでは、感覚が麻痺してしまって有難みを感じられないのだが、MBAをとれば、平均でも初任給が約5割上って、1000万円近くになるのだ。これは、大変な効果だ。ボーナスやストックオプションを加えれば、もっと大きな数字になる。

アメリカのビジネススクールとは、強力な「所得増大マシン」なのである。

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