感情は、意識の中で大きな容量を占めている
人はどうして、「もういっぱい!」という状況になってしまうことがあるのでしょうか。
これには人間の意識が深く関係しています。
私たちが意識と呼んでいるものを、パソコンの仕組みにたとえて説明します。
パソコンを使っていて、一度にたくさんの情報をダウンロードしようとすると、動作が遅くなったり、フリーズしたりしますよね。これは誰もが体験したことがあると思います。
これと同様に、私たち人間もキャパオーバーになることがあるのです。
つまり、新しい情報が入らない状態というのは、パソコンでいうなら、空き容量がなくなってしまったようなもの。
パソコンならメモリやハードディスクを増設すれば解決できます。
でも、人間は、そうはいきませんよね。
パソコンの容量が足りなくなった場合はどうしますか?
簡単なのは、不要なデータを削除することですね。
この時、容量の大きな画像や動画ファイルから消していくと思います。
パソコンの容量が不足したら、不要な画像や動画を削除していけばいいのです。
では、人間の意識の中で容量が大きいのは、何だと思いますか?
実は「感情」なんです。
感情は、潜在意識の中に占める容量が大きいとされます。
そのため、いったん何かの感情にとらわれてしまうと、フリーズを引き起こしやすくなってしまうのです。