UpcycleLino
裁断くずを洋服やハンガーとして循環

ユニセックスなデイリーウエアをメインに商品展開している。

これまではどんなに品質の良い生地でも、端材は捨てられていた。地球に優しい“天然素材”をコンセプトにした洋服づくりを行うレディースファッションブランド〈nest Robe(ネストローブ)〉が2021年春から展開している「UpcycleLino(アップサイクルリノ)」は、リネンの裁断くずからできた完全循環型素材。洋服を製造するときに出る裁断くずを糸に戻し、その糸で生地を織って、洋服を作る。

2021年度グッドデザイン賞を受賞。日本国内の各地方にある工場の協力を得ているため、職人技術の保護や地方創生の役割も担っている。

さらに、洋服にできない裁断くずはオリジナルハンガーにすることで、ごみを出さないようにしている。上質なリネン生地の端材から再生された洋服は、新品ながらヴィンテージのような風合いを持ち、着込むほどに味わいが出る。長く大切に愛用することも、衣料ロス問題解決の一歩となりそうだ。

upcyclelino.com

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Circular Cotton Factory
繊維to紙で新しいリサイクルを

サーキュラーコットンペーパーは印刷にも適しているため、名刺やパンフレットなどにも活用できる。

繊維の廃棄物は、世界全体のごみの14%も占めているという。日本で販売される洋服のうち半分以上は売れ残り、新品のまま廃棄される。

今後は生活者が廃棄する予定の中古衣料を回収するシステムを構築することを目指す。

製造過程で発生する繊維のごみのリサイクル率は17.5%だが、日本における紙のリサイクル率は67%と高水準。

そこで、リサイクル率の高い紙に着目し、繊維ごみを50%以上配合した紙を開発した。製造過程で出る廃材や売れ残った衣料、生活者からの中古衣料などを回収し、粉砕、製紙して、サーキュラーコットンペーパーとして製品化。

そこから古紙になると、持続的な循環が可能となる。現在はコットンに限られているが、化学繊維をはじめ、コットン以外の繊維も紙に再生する技術開発に向けて取り組んでいる。

www.circularcottonfactory.jp


●情報は、FRaU2022年1月号発売時点のものです。
※本記事で紹介している商品の価格は一部を除き消費税を含んだ金額です。なお一部の商品については税込価格かどうか不明のものもございますのでご了承ください。
Text:Chihiro Kurimoto Edit:Asuka Ochi

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