近くのカフェに入り、そこで改めてパー子の素性を知ることができました。ハッチさんより2つ年下でひとり暮らし。仕事は大手企業の営業事務職でした。そしていよいよ話は核心へ!
「その指輪をくれた彼氏ってどんな人なんですか?」(ハッチさん)
「え~普通の人ですよぉ~」(パ―子)
「かっこいいんでしょ? 見たい!」(ハッチさん)
「えーっ見たいですかぁ?」(パー子)

そして、パー子が見せた写真、それはハッチさんの夫、テツでした。写真の中のテツは見せたことのない満面の笑みを浮かべてパー子と頬を寄せています。殺意のこもったハッチさんの視線に気付くこともなく、パー子は嬉しそうに次々と2人の思い出の写真を見せてくるのでした。
ハッチさんは動揺を押し殺しながら、冷静に浮気の時系列を探ります。その結果まずわかったのは以下のことでした。
・テツとは半年前から付き合っていたこと
・1年前に仕事の取引先相手として知り合ったこと。
・1年前に仕事の取引先相手として知り合ったこと。
そしてパー子はとんでもないことを口走ったのです。