2022.03.25

放っておくと怖い…便秘の原因「ねじれ腸」を解消する、驚きの「腸ゆらし体操」

「胃と腸」を鍛えればずっと元気

医師がすすめる、1日10分で「朝までぐっすり眠れる」脳内リフレ「2つの呼吸法」』では、コロナ禍とウクライナ情勢の「二重苦」で疲弊しきった心と脳を休める呼吸法をお伝えしたが、連動して大ダメージを受けているのが胃と腸だ。

「小腸と大腸を合わせた腸の中には約1億個の神経細胞がある。これは、脳に次ぐ数です。さらに、腸と脳は、約2000本の神経繊維でつながっている。たとえば、ストレスや緊張で便秘や下痢になるのも両者が密接にかかわっていることの表れと言えます」(松生クリニック院長の松生恒夫氏)

脳は神経を通じて腸に異常を知らせ、一方の胃腸の不調は、脳をはじめとした全身にストレスを与え、気分や意欲の低下をもたらす。

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とりわけ、心身の不調を如実に映し出すのが便秘だ。「たかが便秘」と思うかもしれないが、便秘で腹圧が高まると、逆流性食道炎など新たな病気につながる。腹部の不快感で寝付けず、不眠症につながるケースもある。便秘が、思わぬ病につながるのだ。

戦争は便秘を招く

便秘には、生活習慣の乱れが原因で強い痛みを伴う「便秘型過敏性腸症候群」、直腸の動きが弱って排便機能が低下する「直腸性便秘」、そして、神経の過度の緊張によって大腸が小刻みに震えて便の通過が阻害される「けいれん性便秘」の主に3つがある。

コロナ禍と戦乱のさなかで急激に増えているのが、3番目のけいれん性便秘だ。

「旅行中や仕事中には排便がなく、帰宅したとたん排便がある体質の人がいます。これは忙しい時や緊急事態に大腸をけいれんさせて便を停滞させて圧縮し、排便回数を減らしているのです。

昨今のように家に引きこもり、戦乱のニュースを目にすることが増えると、ストレスで大腸がけいれんして、同様の状況が起こる。気づかぬうちに、『コロナ便秘』『プーチン便秘』に悩んでいる人は少なくないはず」(久里浜医療センター内視鏡部長の水上健氏)

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