2022.03.20

文在寅は「永久に追放」…韓国中枢でいま「文在寅・大論争」が盛り上がるワケ

「文在寅は反省文を書け」とも
武藤 正敏 プロフィール

親文派の「反論」

クォン・ジウン非常対策委員は3月15日にラジオ番組に出演し、6月の地方選挙での公認について、「文在寅政権下で現在の国民の評価に責任がある人物が再び公認を受けることは防がなければならない」「現職議員全員に責任があるとは言いにくいが、文政権で閣僚だったり、中心的役割を果たした人物については、公認に断固介入し、新人が登場できるようにすべきだ」として文政権批判を行った。

金斗官(キム・ドゥグァン)議員も「改革は我々ができるという傲慢が民主党を支配した。派閥論理と身内をかばう態度が国民と民主党をさらに遠ざけた」との見方を示し、非常対策委の公正に対する批判と委員長の辞任、解体要求が出された。

 

こうした反省の弁は主に非文派から出ているのだろう。民主党主流の親文派からは反発が出ている。

親文派は「文在寅政権はすなわち民主党で、民主党がすなわち文在寅政権だ」「みだりな分裂は党の混乱を引き起こすだけだ」と相変わらず傲慢な主張を繰り返している。

民主党内では、大統領選敗北をめぐって、親文派とそれ以外の党員の間で対立が深まっていくであろう。後編記事『文在寅が「嫌がらせ」で、韓国・新大統領がさっそく直面する「新たな試練」』では、こうした親文派の強硬な主張が尹錫悦氏側との円滑な政権引き継ぎの障害となる気配を醸し出しており、ここからの韓国の政治経済に影響が出てきそうだという現実をレポートしよう。

SPONSORED