2022.03.20

文在寅が「嫌がらせ」で、韓国・新大統領がさっそく直面する「新たな試練」

公共機関長を文在寅人脈で占める
武藤 正敏 プロフィール

文在寅氏は大統領選挙期間中に「光化門時代を作る」「約束を守る大統領になる」と述べていたが、青瓦台を温存し、しかも国民とはより遠い大統領府を作ってしまった。

尹錫悦氏も選挙運動中「光化門時代」を作ると公約していた。龍山区に移れば光化門ではなくなるが、警護問題や企業の密集するところの電波妨害問題を考慮すると龍山区が現実的選択肢かも知れない。

尹錫悦氏は新しい執務室の1階にホワイトハウスのような記者室とブリーフィングルームを設置して国民と意思疎通し、尹氏が公約した各分野最高の専門家が仕事をする官民合同委員会事務室も用意する考えだとも明らかにした。

 

青瓦台の首席秘書官を半分に

文在寅氏は、青瓦台の密室に引きこもることで、国民との距離を置き、独善的・自画自賛の大統領となってしまった。大統領執務室の移転は象徴的な行動に過ぎないかも知れないが、そこには大統領制の在り方を変えていこうとする尹錫悦氏の意向が反映されているように思う。

尹錫悦氏の関係者は、中央日報との電話で「青瓦台の従来の首席秘書官の半分ほどをなくす計画だ」と明らかにした。

現在の青瓦台には、大統領秘書室長の下に政務・国民疎通・民情・市民社会・人事の5人、政策室長の下に雇用・経済・社会の3人の首席秘書官がいる。そうした首席秘書官が間に入ったことで、大統領と国民の距離は一層遠のいたと言えよう。

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