FRaU本誌では、石橋さんが、様々な「あわい」の身体を、さまざまな日本ブランドのファッションを通して体現。何度も納得いくまでトライを繰り返す石橋さんの姿に、安田さんは「成るべきものが成るように、まさに石橋さんは『誠』を体現していますね」とほほ笑んだ。(撮影/守本勝英)
 
撮影では、安田さんがさまざまな謡を披露。撮影スタッフのすべてが、何とも言えない解放感を感じた。(撮影/守本勝英)
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PROFILE

安田登(やすだ・のぼる)1956年生まれ。千葉県出身。高校の国語教師だった24歳の時に能と出会い、27歳で重鎮・鏑木岑男氏に入門。現在は下掛宝生流ワキ方の能楽師として国内外で活躍しながら、能のメソッドを使った作品の創作・演出・出演などに精力的に取り組んでいる。執筆・講演のほかに、バーチャル・リアリティ開発や、理化学研究所のAIと文化の研究チームにも携わるなど、多彩な活躍で注目されている。著書に『あわいの力「心の時代」の次を生きる』『三流のすすめ』(ともにミシマ社)『野の古典』(紀伊國屋書店)『日本人の身体』(ちくま新書)『能 650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)など多数。
石橋静河(いしばし・しずか)1994年生まれ。東京都出身。15歳より4年間のバレエ留学から帰国後、2015年の舞台『銀河鉄道の夜 2015』で俳優デビュー。翌年、NODA・MAPの舞台「逆鱗」に出演。初主演作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で第60回ブルーリボン賞新人賞を受賞。近年の主な出演作品に、映画『あのこは貴族』ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』『東京ラブストーリー』、舞台『未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―』『近松心中物語』などがある。現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では静御前を演じる。

取材・構成/菊地陽子 ヘリポート撮影/齋藤浩(講談社写真部)