まさかRIC=露印中が大同団結?「第2次冷戦」の世界の本音とは

「勧善懲悪」物語でみると間違える

「テロとの闘い」はいったい何をもたらしたのか?

2001年の9.11の後、米国を中心とした世界では「イスラムテロリスト許すまじ!」という熱狂が渦巻いた。そして、「テロとの戦い」を大義名分に、同年10月7日 ブッシュ大統領がテレビ演説でアフガニスタンへの武力行使を発表した。

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だが、9.11テロの首謀者とされるビン・ラディンを始めとするアルカイダを根絶させることが大義名分となった「明らかにアフガニスタン一般国民を苦しめる『侵攻』は、本当に正しいのか」という疑問を当時から感じていた。

アフガニスタンのタリバン政権がアルカイダの指導者(ビン・ラディン)を「匿っていた」ことが侵攻の理由とされるが、タリバン政権そのものが米国を攻撃したり、宣戦布告を行ったりしたわけではない。世界平和を願うのであれば、事件後1カ月も経たないうちに「平和的交渉」を放棄して「げんこつを降り下ろした」のは米国の傲慢だと感じる。

たぶんアフガニスタン国民の多くも同じように感じたのではないだろうか? タリバンの専制はひどいが、米国も決してアフガニスタン国民の救世主であったわけではない。ただ単に「9.11への復讐」をアフガニスタン国民のささやかな幸せを破壊しながら行っただけだと思う。

そのせいもあるのだろう。米国の傀儡政権は「お決まりの腐敗」もあって国民の支持を得られず、結局アフガン戦争は20年もの泥沼に陥った。

そして、昨年8月21日公開「サイゴン陥落のデジャブ『アフガン大返し』でバイデン3日天下?」で、大失態を演じながら何とか抜け出した。

 

だが、バイデン大統領が制服組トップのマーク・ミリー氏などの助言を無視して、8月31日の撤退期限に異常ともいえるこだわりを見せたのは、「9.11テロ記念式典で、トランプ大統領も出来なかったアフガン撤退を実現した功績を主張したかった」からだと噂される。もちろん、真偽のほどはわからないが、時期がぴたりと一致している。

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