2022.03.30

日本の若者が買い物の時つねに「リセールバリュー」を意識するようになってきたワケ

「消費を設計する」という発想
我妻 弘崇 プロフィール

このような「フレキシブル消費」の背景には、スマホ後払いサービスの台頭がある(詳しくは、「「いま買って、後で支払う」…若者の間で「フレキシブル消費」が流行している深いワケ」に譲る)。

ほかにも、メルカリを利用したことがある人であれば、メルカリの収益をそのまま「メルペイスマート払い」の返済分(後払い分)に充てるといったことも可能となることもご存じだろう。

スマホ後払いサービスのほとんどは、お金のフローをスマホ(アプリ)の中でワンストップでコントロール・管理できるため、「欲しいものを見つけたらイマ買って、決済や返済は、あとから自分に負荷がかからないようにコントロールする」といったフレキシブルな消費を実現する(支払い方法は、口座振替、銀行振込、コンビニ払いなどに対応)。

端的に言えば、スマホ上で支払いを管理でき、無理なく自分のお財布の状況を管理・設計できるということだ。

 

お金を可視化したい

ICTの進化や、法改正に伴う与信形態の変化が、こうした新しい潮流を生み出しているわけだが、⽴教⼤学⼤学院・客員教授(経営管理学)で、世代・トレンド評論家の⽜窪恵さんは、次のように分析する。

「今は働き方において、“パラレルキャリア”や副業なども設計できる時代です。また、あらゆるものが、デジタルで “見える化”する傾向にあります。若い世代が、お金のフローに対しても可視化を求めるのは不思議ではありません。金銭感覚に対しても、設計志向が高くなる素地がある」

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