2022.03.30

日本の若者が買い物の時つねに「リセールバリュー」を意識するようになってきたワケ

「消費を設計する」という発想
我妻 弘崇 プロフィール

興味深いことに、メルペイによる『消費と⽀払⼿段に関する調査』では、20〜30代後払い決済サービス利⽤者の約半数(49.5%)がクレジットカードの利用に対して、「ついお⾦を使いすぎてしまう」と回答し、約4⼈に1⼈(24.3%)が「利⽤⾦額を把握しにくい」点を挙げている。「クレジットカードは設計しづらい」、そんなイメージを若い世代は抱いているのだ。

ICTによる“見える化”の進歩。また、牛窪さんは、「ゆとり世代以降の多くは、環境教育を学校で学んでいる世代です。自分が購入したものが、その先どうなるのかを含めて消費と捉えやすい」と付言する。

「折りしもSDGsやエコへの意識が高まっている時代です。Z世代をはじめ若い人たちは、上の世代以上に、ものを無駄にすることやゴミを増やすことに、罪悪感を感じてしまう。これまでは、そういったことが可視化されていなかったので、自分の購入したものが最終的にどうなっているか、実感を伴わなかった人も多いと思います。

しかし、自分がとった行動が消費を含め、どうなるのか見えやすい時代になった。ゲットする満足感だけでは終われない時代とも言えます。どうやって循環させていくか、ゴミを減らしていくか、そういったことまで考え、社会的により良いことをしたいと考えながら消費する若者は多い」(牛窪さん)

 

寄付への意識も高い

実は、若者の寄付意識も高まっている。20代以上の男女に対して実施した、三菱UFJリサーチ&コンサルティングのアンケート調査結果によれば、クラウドファンディングでの支援を行った経験比率は、20代と30代が多かったという。「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクによるコロナ禍の『10万円特別定額給付金に関する調査』でも、20代の寄付意識がもっとも高く、4割近くが寄付に使いたいと回答したほどだ。

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