2022.03.30

日本の若者が買い物の時つねに「リセールバリュー」を意識するようになってきたワケ

「消費を設計する」という発想
我妻 弘崇 プロフィール

「コントロールできないということは、不確定要素でもあるということ。若い世代は、不安な時代だからこそ、不確定要素を排除したいと考える傾向もある。キャリアなどはわかりやすい例ですが、自分で設計し、見える化し、その上でアップデートしていく――、彼らはアプデと言いますが、その意識がとても強い」(牛窪さん)

先の『消費と⽀払⼿段に関する調査』における若い世代のクレジットカードへの回答。「ついお⾦を使いすぎてしまう」「利⽤⾦額を把握しにくい」などは、まさに不確定要素がゆえにデメリットと映るわけだ。

 

「やばい、使いすぎた」「この引き落とされているお金って何に使ったんだっけ」は、予期せぬサプライズ、すなわち彼ら彼女らにとってバグとなる。そうならないように、若い世代はお金に対しても設計することを重視する。

試着室で売れるか売れないかを確認し、売れるとわかってから試着する。「せこい」と嘆くなかれ。その裏には、おじさん世代には計り知れない理由があるのである。

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