「母と相談」より自己決断派が多い

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私は、YouTubeの会話の中でも「うちのお母さんはこうやっていましたよ」と母の話題を例え話として出すことがあります。自分としては、単なる一例として挙げただけなのですが、日本の人からすると「お母さんの話ばかりしている」とマザコンぽく捉えられてしまうことがあるようです。

例えば、「お母さんのために毎月お金を送っています」と言うと、韓国では「なんて親孝行な息子だろう」となります。日本でもそう思われる方もいますが、親との関係性が大変なのでは、もしかしたらマザコンなのでは、とネガティブな印象を持つケースもあると聞きました。そういう部分は少し感覚が違うのかもしれませんね。――と言いつつ、私はたまに母の誕生日を忘れて電話をしない年もあるんですが(笑)。

両親の誕生日を忘れるというのは、一般的な韓国人ではありえないですね。普通はちゃんと電話しますし、プレゼントも贈りますよ(笑)。コロナ禍でなかなか帰国できないですが、そういったお祝いは欠かせませんね」(Jちゃん)

少し話がそれますが、私が日本に来て親子関係の違いを感じたのが、親と相談してからやるかやらないかを決める人が多いことです。特に若い女性に多いのですが、たとえば私の経営している会社で社員を募集して「うちで仕事をする気持ちはありますか?」と聞くと、「母と相談してから決めます」と言われる方が何人もいて驚きました。韓国では自分の未来は自分で決めると考える人が多いので、そこは不思議ですね。

今Netfilxで人気のドラマ『39歳』でも、主演の3人は母親や父親、周囲の意見ではなく、自分の意志で人生を決めるといった姿が描かれている。出典/公式サイトより(jtbc)

「同じような感じで、日本の既婚女性は何かを買ったり、出かける相談をしたりするとき、『夫に相談してみます』と言われる方が多いですね。韓国では夫には相談しません(笑)。浄水器を買うとか、子どもの塾を決めるとか、50万円のシャネルのバッグを買うとか。夫に相談せず自分で決断する人がほとんどですね」(Jちゃん)

えっ、50万円のバッグでも相談しないの!? うーん、まあバッグはいいとしても浄水器は場所を取るものだから、できたら相談してほしいかなあ……。

話はそれましたが、同じように「マザコン」に対してネガティブな意味を持っていても母親に対する接し方や意識は微妙に違う部分もあるということを今回自分自身も知っておもしろかったです。久しぶりに母親に電話をしなくては、という気持ちになりました(笑)。

構成・文/上田恵子

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