自分たちが作った世界が音楽で厚みを増していく

――「小説を読んできた」というのではなく、様々な人と会い、一方向からの見方でないものの見方に興味があった。そしてそこで感じたことを形にしたい、それで出来上がったのが『ホワイトカメリア』なんですね。いわゆる小説らしさと異なる体裁なことも納得がいきます。他にも言葉を紡いでいく中で影響を受けたことはありますか?

MIYAMU もう一つ大きかったのは音楽です。僕は子どもの頃、母の影響もあって必ず歌詞カードを見ながら音楽を聴いていました。なかでも好きだったのは、福山雅治さん、槇原敬之さん、そしてポルノグラフィティ。3者に共通しているのは、女性目線で書かれた歌詞です。子ども心にも「どうしてこんなふうに表現できるんだろう、素晴らしいなあ」と思いながら聴いていた記憶があります。

(c)yasuna/講談社『ホワイトカメリア』より
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中学生になると、今度はKAT-TUNの音楽を好きになりました。今はジャニーズ全般が好きです。KinKi Kidsの『愛のかたまり』も女性目線の歌詞ですよね。ジャニーズは本当にいい楽曲が多いと思います。

今回『ホワイトカメリア』を出版するにあたって、15秒のプロモーション動画を作りました。僕が歌詞を書いて、好きなシンガーソングライターにお願いして。これはすごく楽しい作業でした。歌詞を書いたのは初めてでしたが、今後も続けたいと思うことのひとつです。