2022.03.30

年収670万の30代夫婦、「保険の入り方を間違えた」せいで“家計破綻危機”に陥ったワケ

中村 賢司 プロフィール

(3)と(4)は奥さまご自身が選ばれた保険で、がんに備えたい理由と子どもの保障がなかったという理由で加入されました。

(5)~(9)は、すべて外資系生保のセールスマンに将来の貯蓄をしておいた方が良いと勧められて加入した保険で、(5)と(6)は教育資金の積み立て目的で、(7)と(8)は老後資金の積み立て目的で加入されたそうです。(9)については、長男の将来のためにと保険料が安いので加入したといっていました。

(10)は奥さまが独身時代に加入された年金保険です。バブルの頃に加入された保険なので予定利率が高くとても良い商品です。いわゆる「お宝保険」と呼ばれている保険で支払保険料総額の2倍の年金がもらえる保険です。

保障内容はともかく、10件トータルの保険料は年間118万1600円、およそ120万円も保険料を支払っています。

この加入内容をみて皆さんはどう思われますか?

それぞれの保険について、加入目的や保険商品の特徴をみると、良い商品もあり加入するメリットも多いのですが、ライフプランをまったく考えず入ったしまった末の状態でした。

では、このままいくと佐藤夫妻の家計はどうなってしまうのか。

【後編】「年収670万の30代夫婦、「あと6年で家計が破綻する」恐ろしいピンチに見舞われたワケ」で詳しくお伝えします。

 

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