子どもの本心を引き出すためにできること

以前、私がパーソナルサポート(個別相談)をお引き受けしているお母さまから「あつこさん。うちの子学校に行きたくないって言うのです。いじめられているのかもしれません。どうしたらいいでしょう」という相談を受けました。

かなりパニックになっていらっしゃいました。

私は、先述のように、「落ち着いて!まずはお子さんに、『行くの嫌な気持ちはわかる。理由を教えてくれる?』と言ってみて」とお伝えしました。とにかく、まずは「わかる」という共感が大切。共感すると子どもが本音を言ってくれることが多いのです。そのお子さんは泣きながら「だって学校に行ったらママと一緒にいられないから」と答えたそうです。

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どんな理由であっても、「何言ってるの。子どもは学校に行くのが仕事でしょ」などと言わないように注意が必要です。「学校で先生いっぱい楽しいお話ししてくれるよ。帰ってきたらママに教えてね。休み時間はお友達といっぱい遊べるよ。きっと楽しいよ。それからね、給食ってご飯やおかずを皆の分、いっぱいで作るでしょ。いっぱい一気に作るととっても美味しいんだよ。いいなあ、ママも学校の美味しい給食食べに行きたいなあ」と前向きで楽しく、子どもにとってイメージしやすいような内容を言ってあげてください。

このお子さんは、お母さんが共感してくれたこともあり、笑顔で学校に行って、楽しかったといって帰ってこられたそうです。お子さんが帰ってきたときには、「お帰り~頑張って行って偉かったね」と、ハグしてあげてくださいね。