本音で話せないところに進化は生まれない

保育士自身がストレスに感じているのに、そのことを園長に言えないそうだ。保育士同士で議論もできない。女性に「ほかの保育士さんは何も言わないの?」と聞いてみたが、皆さん不平不満を貯め込みながらも従っているという。それぞれが本音で話せないところに進化は生まれないだろう。

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そういう意味で、私は親と保育士さんが話し合える場にもなる「ひなコミ」をつくってよかったと思えた。子どもが在園中、先生たちとさまざま話をした。
子どもがけんかをしそうになっても、すぐに止めず様子を見たほうがいいのではないか。
大人が仲介して「ごめんね」「いいよ」と儀式をさせることが、子どもの成長につながっているのか。
食事を残したとき、どう対応するべきか。ほかの子が「食べてあげる」と言ったとき、どうするか。

そんな、一見些細に思われることを私たちはああでもない、こうでもないと真剣に話した。仙台で保育園ガイドをつくった際、保育園の先生たちともそんな話をよくした。どの先生も意欲にあふれ、いい保育園が多かった。