社内のテレワーク環境が整い、見えた光景は

朱美さんはコロナ禍の間も、出勤していたそうです。
「機密事項が多く、出社するしかなかったんです。コロナ禍の中、ず~っと通勤をして、社内のテレワーク環境を整えていました。セキュリティの問題がクリアになり、半年ほど前からやっと週3でテレワークができるようになったんです」
在宅勤務になってわかったことは、自宅に様々な人が出入りしていることや、夫がかなり人に会っていること。

「それまで黙々と家で仕事をしているのかと思ったら、一緒に仕事をしている人が、玄関横の夫の部屋に頻繁に出入りしているんです。夫は潔癖症で、自分の部屋と玄関、トイレとバスルームを自分でピカピカに掃除しているので、全くわかりませんでした。夫自身もよく出かけており、“朱美だけが俺の家族であり友達”と言っているのとはずいぶん違うなと」

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朱美さんは、これまでに夫に500万円近いお金を事業資金として渡しており、生活費を支払っています。自宅は親から相続した都心のマンションですが、夫はそこに転がり込むようにして住んでいるそう。

「それについて、何の疑問も持たず、夫だけを愛して、見守って生きてきたのに、拍子抜けした気分でした。でも目の前で甘えられると、許してしまうし、やっぱり夫を好きだと思います。あるとき、夫がお風呂に入っている間、スマホの通知がやまないので、スマホを手に取って、セキュリティを解除して、中を見てしまったんです」

夫は、自分と朱美さんの誕生日を組み合わせた数を、暗証番号にしているのは知っていたそうです。
「すると、ガールズバーで出会った人や、よくわからないSNSで知り合った女性と、LINEでやり取りしていることがわかったんです。その中でも、ある女性とは、私と話をするような口調でやり取りをしていて、驚きました。語尾を“にょん”と変えるのが、私と夫の間でしか使っていない言葉なのですが、それを使っていることが、ホントにショックで」

信じられないものが携帯に…Photo by iStock

単なる肉体関係ならまだマシだといいます。
「私にLINEで“唐揚げがたべたいにょん”と送った直後に、その子に“舐めてほしいにょん”と送っているんです。画像フォルダがホントにひどくて、私との写真はほどんどないのに、複数の女性とのあられもない写真がたくさん入っていました。あまりにも気持ちが悪くて、その場で吐いてしまったんです」

お風呂から上がってきた夫は、気分が悪そうな朱美さんに対して、「茶わん蒸しが食べたいにょん。作ってにょん」と言ったそうです。

「それも嫌悪の対象でしかなく……そこで、連載を読んで知っていた山村さんに連絡をしたんです。離婚するかどうかは別として、夫の本当の姿が知りたいんです」

◇自分にだけ甘えてくると思った夫の「別の顔」に気づいてしまった妻。事実が知りたいという妻が見た夫の浮気の現状とその後の決断を後編「「僕を捨てないで」生活費は妻が全額負担…テレワークでバレた夫の浮気の「代償」」で詳しくお伝えする。