三浦春馬さんの誕生日はBWでキンキー開幕の時

『キンキーブーツ』がブロードウェイで初日の幕を開けたのは、2013年4月4日。日本時間では、4月5日にあたる。そして、その日は日本版の同作で、ローラ役を演じた三浦春馬さんの誕生日でもある。

そんな記念すべき日に、ミュージカル『キンキーブーツ』という作品の魅力と、主人公ローラを演じた三浦春馬さんの力を改めてひもといてみたい。

出典/youtube BWミュージカル「キンキーブーツ」スタッフたちが制作した三浦さんのトリビュートムービー。「キンキーブーツ」にとって三浦さんがいかに大切な存在だったのかもわかる Kinky Boots Japan
 

ミュージカル『キンキーブーツ』は、イギリスの老舗紳士靴メーカーがドラァグクイーン用のブーツを製作して経営を立ち直らせたという実話をもとに製作された同名映画(2005年)を、ハーヴェイ・ファイアスタインさんの脚本と、シンディ・ローパーさんの楽曲でミュージカル化した作品だ。

物語の舞台は、イギリスの田舎町ノーサンプトン。100年続く老舗の靴工場の4代目にあたるチャーリーは、父親の死をきっかけに不本意ながら工場を継ぐことに。そこで初めて、工場の経営不振を知る。悪戦苦闘するなか、チャーリーは、ひょんなことから、ドラァグクイーンのローラとその仲間たちに出会う。チャーリーはこの出会いをきっかけに、専門のセクシーなブーツ“キンキーブーツ”を作り、工場を再建しようと決意。ローラを靴工場の専属デザイナーとして迎え、ミラノの見本市に出展すべく、キンキーブーツの製作を始めるが、保守的な田舎の靴工場の従業員たちは、型破りなローラのことが理解できない……。

同作は2013年、アメリカの演劇界で最も権威ある賞とされるトニー賞(演劇のアカデミー賞に相当する)で、作品賞、主演男優賞(ビリー・ポーター)、オリジナル楽曲賞(シンディ・ローパー)、振付賞(ジェリー・ミッチェル)、編曲賞、衣装デザイン賞の6部門を受賞し、大ヒットを博した。

2013年5月、トニー賞ノミネートされて喜ぶローラ姿のビリー・ミッチェル(写真右)とクリスティ・ブロンクリー。クリスティは2011年に『CICAGO』でロキシー・ハートを演じた Photo by Getty Images