2022.04.11

ここにきて「プーチンの自滅」が現実味を帯びてきた…ロシア「一日3兆円の戦費」の衝撃中身

週刊現代 プロフィール

「ロシア陸軍は現在2900両の戦車を運用しています。その中でもウクライナ侵攻で主力になったのは『T−72』と『T−80』、『T−90』の3系統です。

『T−72』は'73年に制式採用された古い戦車で、一両約8000万円。より高性能の『T−80』は、世界初のフルガスタービン戦車として知られていて、値段は約2億円。『T−72』を改良して作られ、'92年から制式採用された『T−90』の値段は約4億円です」

ニュースなどで報じられたように、4億円もする戦車が米国製対戦車ミサイル「ジャベリン」で次々と破壊されてしまう。ちなみに、「ジャベリン」一発あたりの値段は約1000万円だ。

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ウクライナ軍が3月31日に行った発表によると、破壊した戦車の数は614両。2900両の6割である1740両が投入されたとすれば、ロシア軍はその約35%を損失したことになる。

3系統の保有比率から計算した損失額は、「T−72」が約351億円、「T−80」が約196億円、「T−90」が約312億円、合計約859億円となる。

燃費だけで1900億円

「車内に歩兵を乗せられる歩兵戦闘車で主力になっているのは、火力重視の『BMP−2』で、納入された時期によって変動はありますが、約1億円です」(多田氏)

ロシア軍が運用する4900両のうち、6割の2940両が出動したと仮定する。戦車と同程度の比率で歩兵戦闘車「BMP−2」も破壊されたとすれば、損失額は約1029億円だ。

戦場では、戦車や歩兵戦闘車だけでは戦えない。歩兵を大量に運ぶための装甲兵員輸送車や、空からの攻撃に対処するための対空戦闘車両もいる。それ以外にも弾薬運搬車や食事を作る野戦炊事車に食料運搬車、兵員の服を洗濯する車両、移動司令部となる指揮通信車なども帯同する。

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