2022.04.09
# 政治政策

西部邁の最大の親友だった東大生が84歳になっても「中核派」議長を務めているワケ

対談 清水丈夫×田原総一朗(後篇)
田原 総一朗 プロフィール

中核派の現役活動家が区議会議員に当選した

田原 中核派から、区議会議員や県議会議員は出ているの?

清水 一時期は東京や大阪で、都議会議員と区議会議員や市議会議員など地方議員を何人も輩出しました。2019年4月の統一地方選挙では、我々の同志である洞口朋子さんが杉並区議会議員として当選しています。

清水氏と田原氏 Photo by Shinya Nishizaki清水氏と田原氏 Photo by Shinya Nishizaki

田原 そういう人をもっとガンガン出して、議会制民主主義を活性化してほしいんだよ。

清水 必要に応じて、議会政治活動はどんどんやりますよ。だけど選挙が革命運動の中心ではありません。議会で多数派を取るために選挙運動ばかりやるようでは、革命運動として本末転倒、ナンセンスです。

田原 じゃあ、あなたたちの運動の中心は何なの。

清水 労働運動と学生運動ですよ。反戦・反改憲の全人民の闘いです。

田原 何もやってないじゃん。

清水 そんなことないですよ。たとえば動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)は、国鉄分割・民営化の攻撃に対抗して勝ち抜きました。動労千葉は今も労働組合として生き残っています。「関西生コン」という労働組合(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)や大阪の(全国金属機械労働組合)港合同、それに動労千葉の三労組が一緒になって、毎年数千人単位で11月労働者集会に大結集します。私たちは、この三労組が呼びかける11月労働者集会の成功のために全力で闘っています。

韓国にある民主労総(全国民主労働組合総連盟)ソウル本部と動労千葉は連携契約を結んでいまして、ものすごく強固な共闘関係です。アメリカの教職員労組とも共闘関係にあり、彼らはあちこちの州で闘争をやっていますよ。中国、韓国、アメリカ、ブラジル、トルコ、フィリピン、ドイツ、イギリス、フランスなど、11月労働者集会には世界中から続々と来賓がやって来ます。

 

田原 そんなにあちこちに同志がいるんですか。それはすごい。

清水 ドイツの機関士の労働組合は、1000人単位の組合員がいる大きな労働組合です。彼らとは完全に共闘関係にあります。どの国でも、社会党や共産党といった既成政党の運動はどうしようもない。彼らは労働者を糾合できていません。社会党や共産党を乗り越える労働運動、革命運動という点では、我々の運動はものすごく前進しています。皆さんが考える以上に、我々の運動は国際色豊かに前進しているのです。

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