2022.04.15

「ゲーム市場」が世界的に拡大するなかで…「スクウェア・エニックス」の今後の展望

松田洋祐社長に聞く
夏目 幸明 プロフィール

私が最初にゲームで遊んだのは小学生の頃です。ピンポンのゲームで、バーを動かして次第に速くなるボールを弾くものでした。単純ですが、父と夢中で対戦したことを覚えています。

今では、映像やサウンドの質が向上したことで、ゲームでも映画のように感動できます。仲間と遊ぶゲームは、ネットを通して離れていても盛り上がれます。昔ながらの「仲間とメンコをとりあう」「家族で映画を観て感動する」といった楽しみが、ネットやスマホなど現代のテクノロジーと融合することによって、進化しているのでしょう。

「自律的なゲームコンテンツ」とは

意外に思われることもありますが、元は公認会計士で、社長就任まで主に財務畑を歩んできました。クリエイティブを行う企業の財務って面白いんですよ。

仕事で必要なソフトウェアなら売り上げの見込みも立ちますが、ゲームは面白くなければ売れません。当たれば大きいのですが、リスクも大きいのです。

そこで、リスク軽減のために我々は様々な投資の仕組みを用いる必要があります。一例としては、出資者を集める映画の製作委員会の仕組みと同様のものも試しています。実は投資の新しい手法は、エンタテインメント企業から生まれることが多いんですよ。

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私のニックネームはゲームに由来があります。FPS(一人称視点シューティング)をプレイしている時、敵キャラの頭部を狙撃していたら「ヘッドショットおじさん」と名付けられました。

別の名前もあります。イベントで新発売のゲームをプレイした時、武器を切り替えるのを忘れて初期装備のハンドガンを使い続けたら、それがこだわりだと思われ「ハンドガン社長」とも呼ばれるようになったんです。どちらも物騒ですよね(笑)。

今、ゲームの市場はグローバル化しています。以前は国内市場が大きかったのですが、現在は中国やアメリカの次に甘んじているのです。グローバルでも認められなければビジネスになりません。

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