2022.04.22

“出産時にひとりで旅行”、“過呼吸になっても放置”…「アスペルガーな夫」の異常な無関心

娘は広汎性発達障害、夫はアスペルガー症候群だった

本稿は「アスペルガー症候群」を夫に持ち、「カサンドラ症候群」に陥った女性たちが、そこから脱するヒントを探ることを目的としている。

かつて「アスペルガー症候群」「自閉症」「広汎性発達障害」「特定不能型広汎性発達障害」と別々の名称で呼ばれてきたが、現在は「自閉症スペクトラム障害(ASD)」とひとくくりにされるようになった。

そのため、「アスペルガー症候群」という表記は正確ではない。しかし、「カサンドラ症候群」という言葉は、もともと「アスペルガー症候群」の配偶者の陥る抑うつ症状を指した言葉であることから、あえて「アスペルガー症候群」という言葉を使用していく。

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お子さんが「広汎性発達障害」、夫が「アスペルガー症候群」と診断された綾子さん。その経緯は前編『娘の発達障害と夫のアスペルガー症候群が判明するまで…「カサンドラな妻」の告白』で紹介した通りだ。

 

それでは、「アスペルガー症候群」の夫とは、どんな人を指すのか。小児精神科医・宮尾益知氏と公認心理師・滝口のぞみ氏の共著「アスペルガータイプの夫と生きていく方法がわかる本」(大和出版)から、一部を引用してみよう。

・状況を読み取って行動することができない
・ひとりでいるのが好き
・相手に合せて行動することができない
・夫らしさ、父親らしさがない
・妻の服装や髪型の変化に気づかない
・同じ時間に同じことをしないと気がすまない
・思い通りにならないと、怒りだしたり、パニックを起こしたりする
・何度注意しても、同じことをする
・妻が困っていても、心配すらしてくれない
・余計なことを言って怒らせる
・その場で言ってはいけないことを言う
・子育てを手伝わず、子どもの将来についても相談にのらない
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