2022.04.22

「ママ友」「家族」「親の会」よりも「顔の知らない友達」…自殺寸前だった「カサンドラな妻」を救った人物

仁科 友里 プロフィール

家族や恋人であっても、理解してくれるとは限らない

(3)理解してくれるのは、家族とは限らない

「離婚して、地方の実家に戻りました。かなり保守的な土地です。離婚そのものは後悔していませんが、理解のない実家に帰ったのは、大失敗でした。両親は娘が発達障害とは認めていませんし、父は私を『大学院まで行かせてやったのに、研究者としてモノにならず、出戻ってきた』と責めました。

役所で手続きをしようにもみんな知り合いで、プライバシーなんてまるでない。娘のお迎えなどがあるので、私はフルタイムで働けません。心療内科の先生に『早く実家を出なさい、あなたならできる』と言われていたのですが、毎日父親に『おまえなんてダメだ』と怒られていたので、怖くて決心できませんでした」

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自尊心が揺らいだ綾子さんは、恋愛に救いを求めたが、これはカサンドラを悪化させることになったそうだ。

「再婚すれば家から出られるんじゃないかとか、彼氏がいれば幸せになれるんじゃないかと思ったこともあります。けれど、メンタルの調子が悪い時にいい恋愛なんて、できないんですよね。随分痛い目に合いました」

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