2022.07.04

北朝鮮「元住民」が明かす…金正恩“ミサイル発射”で、北朝鮮国民が直面する「ヤバい現実」

北朝鮮「元住民」が明かす「北朝鮮ミサイルの真実」

今年3月、北朝鮮は、「超大型大陸間弾道ミサイル『火星17』型が、金正恩(キム・ジョンウン)委員長の親筆指示(最高指導者が署名した文書)により、発射に成功した」と発表した。

同月26日、TV朝鮮では、ICBM発射成功を大々的に広報するため、金正恩と人民の映像を公開した。北朝鮮住民が、拳を掲げ、拍手し、歓呼する姿を見せたのだ。

北朝鮮のミサイル発射を報じる画面 photo/gettyimages
 

「『火星17』型の発射成功の知らせに接した私の胸は、この上なく熱くなっています」と、北朝鮮媒体に登場した住民たちは、口をそろえて、金正恩委員長の業績を称賛したという――。

私は、北朝鮮で数十年の間、革命武力というものがどのように成立していくのかを経験してきた。ナチスドイツの帝国宣伝部長官のゲッベルスをも凌駕する、宣伝大国の北朝鮮で、「将軍様ショー」に参加する国民の演技を見れば、偽りというものを簡単に知ることができる。台詞ひとつ間違わずに、全員が「忠誠ショー」に熱を上げるその様は、いつ見ても異常だ。

私は、北へ送還されてから数十年間、北朝鮮で生きてきて、北朝鮮国民の思いは、非常によく分かっている。そして、その後の13年間を韓国に定着して生きてきたいま、韓国国民の安保意識に対してもよく知っている。

そこでここでは、皆さんは経験できなかったが、私が体験した、北朝鮮国民の南北統一問題と、核とミサイル発射に対する庶民の思いを伝えたい。

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