2022.04.20
# エンタメ

SNSも中高齢女性もザワつく新番組『DAIGOも台所』が、ここまで「中毒性」が高いワケ

鎮目 博道 プロフィール

MCとしても料理者としても「ひたすらオロオロする DAIGO」を見て、メイン視聴者層である中高齢女性は「可愛いわ!頑張って!」と思わず応援してしまう。それより若い層もSNSで思わず話題にし、応援してしまう。

あたかも生まれたばかりの羊の赤ちゃんが「無事に立つことができるのか」を見守るかのような気分になり、不安を抱えながら誰しもが中毒性を持って視聴を続けてしまう。まるで「たまごっち」的な育成ゲームを楽しむようなワクワク感。開始わずか1週間余りでこれほど世間をザワつかせているのだから大したものである。

 

DAIGOが洗い物をする意味

一応、番組には「料理ができない男性も家事参加しよう」というメッセージも込められているようである。その証拠に番組最後は必ず「洗い物をするDAIGO」にエンドロールが乗せられる演出となっており、「男性が家事をすると、料理はするけど、洗い物などの嫌なことはしない」という女性の不満に対する「模範解答」のようにも思える。

ただし、男性に向けて「もっと料理をしよう」というメッセージを発するにはあまりに番組の時間帯が違う。なぜなら午後1時半という時間は会社の昼休みがちょうど終わったところで、勤労男性のほとんどがテレビを最も視聴しない時間帯のひとつであるからである。

これはむしろ、「DAIGOさんはこんなに健気に頑張っているのに…それに比べてウチの亭主は!」という、女性視聴者たちのDAIGOへの共感と好感をさらに高める演出として効果的に機能しているのではないか。

「私たちが応援し、見守ることでいつかDAIGOさんも、速水もこみちさんのようになるかも知れない」という視聴者たちの応援心理と期待を担った壮大な育成ゲームであるとすれば、今後『DAIGOも台所』が成功するカギは、果たしてDAIGOがうまく成長して「もこみち」なれるのか、はたまた「料理下手なおやじっち」になってしまうのかにかかっていることになる。

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