2022.04.18

プーチンのロシアがこれから直面する「ドル不足」と「ルーブル下落」のヤバすぎるインパクト

ルーブル、副長の理由

最近、ロシアの通貨であるルーブルの為替レートが反発し、ウクライナ危機前の水準まで戻っている。

ロシアに対する経済・金融制裁は強化されているが、ロシアは原油や天然ガスなどを輸出し米ドルなどの外貨を受け取り、ルーブルを買い支えているとみられる。

制裁には、大きな抜け道があることは間違いない。

軽工業とサービス業が育っていないロシアでは、金融・経済制裁の強化などによって撤退する海外企業が急増した。

国民生活には甚大な悪影響が発生している。

その一方、一連の制裁には抜け道があり、プーチン政権が米ドルを確保できなくなるほどの効果は発揮していない。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

短期的にプーチン政権はドル資金の枯渇を免れるだろう。

ただ、そうした状況が長期間続くとは考えづらい。

ロシアにとって最も重要な顧客であるドイツが、エネルギー資源調達のロシア依存脱却に取り組んでいることは大きい。

そうした対策が進むと、ロシアの米ドル調達の抜け道は狭まる。

原油や小麦などを、ロシア以外の国から購入する国や企業が増える。

それは、一般的に企業のコストを増加させることになり、企業の収益を圧迫することが懸念される。

それが現実味を帯びてくると、世界的に経済成長率の低下と物価の上昇が同時に進むリスクは高まる。

関連記事