「僕たちはこれから子供を作らなければいけない」

妻の写真を見せていただくと、40歳という実年齢には見えない可憐なタイプです。細身の体と深い胸の谷間が目に飛び込んできます。そしてフリルとリボンを多用したファッションがよく似合います。

「あ、これは7年前の写真です。まともな夫婦って写真を撮らないじゃないですか。妻の異変というのは、ここ3年ほど、ある鍼灸師の先生のところに通っていることが契機になっています。その先生は、コロナ以前までは都内に施術院を持っていたのですが、コロナを機に近郊に引っ越したんです。妻はそこに片道1時間半もかけて通っているんです。そのあたりからだんだんと家のことがおろそかになりだしました」

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泰弘さんは先ほどお伝えしたようにスポーツ経験があります。一流アスリートの施術を手がけている先生も知っており、半年ほど前に「いい先生を紹介するよ」と言うと、妻は珍しく「あなたには関係ないでしょ」と反論したと言います。

「そこで、僕もカッと来て、妻に“何もわかっていない”と言うと、3日間ほど帰ってこなかった」そう。聞けば、友達の家にいたとのことでした。それ以降、帰宅が遅くなったり、外泊が続いたりしていたとか。

「時を同じくして、妻はマンションの廊下に面したクローゼットだった部屋を改造して、自室にしてしまった。そこは鍵がかけられるんです。合鍵は妻が持っている。ある時、帰宅時間が遅いことで叱ったら妻は何も言わず部屋に入ってしまった。こっちもカッときているから、体当たりして鍵を壊したら、妻は窓から外出していたんです」

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その後は、家に帰ったり帰らなかったりしていると言います。
「心配なんですよ。浮気はあるかもしれないし、ないかもしれない。妻の会社に連絡したら、プライバシーの問題とやらで出社状況は回答できないという。妻の居場所を探してください。そして家に帰るよう説得してください。僕たちはこれから子供も作らなくてはいけない。僕はすぐにでも子供を作りたかったのに、妻の要望をきいてやったんです。お互い年齢的にも限界が来ている。ぜひ、よろしくお願いいたします」

◇「妻の仕事は誰でもできるような仕事」「まともな夫婦って写真を撮らない」「カッときてドアに体当たりをする」……その言葉を聞くだけでも、妻が逃げ出したくなる理由も想像ができるのではないだろうか。居場所は見つかるのか。そして妻は何をしており、夫はどのような決断をするのか。調査の結果については後編「「オマエはバカだ」妻の浮気で調査依頼、45歳夫が「まともな家庭」目指した末路」にてお伝えする。