2022.04.25

「円安」が止まらない日本…「1ドル=150円」の大暴落で起こる恐ろしい現実

可能性は十分にありえる

すでに半世紀ぶりの円安水準に落ち込んでいるのだという。このままでは海外旅行にさえ行けず、外国人に買い叩かれるだけの「貧しい国」になってしまう。生活を守るために、できることはまだある。

富が海外に流出していく

ロシアによるウクライナ侵攻以来、日本円の暴落が止まらない。4月13日には1ドル=126円を突破。ロシアの通貨ルーブルは侵攻前の水準に値を戻しつつあるが、円は対ドルで約9%も下落したままだ。

実に約20年ぶりの円安水準だが、事態はさらに深刻だ。経済学者で多摩大学特別招聘教授の真壁昭夫氏が解説する。

「国際決済銀行が発表する『実質実効為替レート』は円の総合的な実力を示すものですが、これが約50年ぶりの低水準になっています。つまり、日本円は'70年代前半と同じくらいの実力しかないということです」

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かつては「有事の円買い」と言われ、市場の危機が高まると円が買われたものだった。リーマンショックや東日本大震災のときでさえ、円高に振れた。日本円は「安全資産」として存在感を際立たせていたのである。

しかし、ウクライナへのロシアの侵攻が長期化しているにもかかわらず、円は売られ続けている。なぜか。みずほ銀行チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏がこう分析する。

「現在の円安には二つの理由があります。一つは米FRBが利上げをしているから。日銀が金利上昇を抑え込んでいる日本と米国の金利差が拡大し、円売り・ドル買いの流れが続いています。

もう一つが日本の貿易赤字が拡大していることです。資源の乏しい日本はその大半を輸入に頼っていますが、ウクライナ侵攻もあり、エネルギー価格が高騰しています。燃料や原材料を高い値段で海外から購入せざるを得ないのです」

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