2022.04.22
# 不動産

「4000万円で買ったマイホームが…」年収480万円の夫婦を襲った「中古住宅の悲劇」

玉石混交の中古住宅

コロナ禍は、マイホーム取得を急がせました。在宅時間が増えて、手狭な賃貸住宅ではテレワークもままならず、いっそ買ったほうがいいのではないか? そんな思いを持つ人は多かったことでしょう。さらに、その気持ちを後押しするような金利安も手伝い、いわゆる「買ったほうが部屋も広く、支払いも安い」という事実に気づいた人が多かったからでしょう。

しかし、昨今の不動産価格はバブル期を超えるほどの高値。特に首都圏の新築マンションの平均価格は6360万円と過去最高を更新中です。ならば、比較的まだ安い中古住宅を…と考えるのは当然のことでしょう。

しかし、中古住宅と一口に言っても、その性能や状態は玉石混交です。中古住宅は賢く購入できれば、とてもお得な買い物になります。しかし裏を返せば、それは「リスクを回避できれば」の話でもあります。

今回は、中古住宅に潜むリスクの具体的な事例をもとに、より安心な購入の仕方をお伝えします(以下は、プライバシーに配慮して、実際の事例にアレンジを加えたものです)。

〔PHOTO〕iStock
 

都内の城南エリアに住む山内雅人さん(仮名・39歳)は、二つ年上の妻と近所の小学校に通う長女、幼稚園に通う次男の4人家族。子供の成長にともない、手狭になった賃貸住宅から引っ越して、少し広めのマイホームを購入しようと考えていました。

奥さんは、もともと中小企業で事務職として働いていましたが、長女の出産を機に退職しました。大手企業ではないために、休職制度がなかったためだそうです。当然、産後の復職は叶わず、夫・雅人さん一人の収入(年収480万円ほどでした)により家計をやりくりしていました。購入に際しては、住宅ローンを組むことになりますが、その場合の金融機関からの借り入れの限度額は年収や勤務先によって変わります。

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