「家賃滞納」ではじめて知った…28歳女性が青ざめた「元恋人」のヤバすぎる正体

太田垣 章子 プロフィール

なんと偽名だった

事務所に戻り、剛士さんから提示された住民票のコピーの写真を元に最新の住民票を請求してみると、なんと『該当ありません』という思いもしない返答だったのです。

住民票の写真を拡大してみると、確かに何文字かの地の部分に柄がありません。まさかの変造でした……。剛士さんは、住民票に同じフォントの字を貼り付け、コピーを取って、それを自らの住民票と偽っていたようでした。

住民票のコピーが変造なら、剛士さんの名前も偽名でしょう。これでは剛士さんをそのまま訴訟の相手方にすることはできません。身分を証明するものが他にはないので、これ以上は調べようもなく、結局、剛士さんが本当は何者なのかは不明のままです。

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状況を聞いた真美さんは、絶句。ようやく発した言葉は、「名前を偽る人との将来を描いていただなんて……」。別れていて良かった、では片付けられなかったのでしょう。「え、どういうこと? どういうこと?」同じ言葉を繰り返す真美さんの混乱は、暫く続きました。

約束の期日に現地に行くと、剛士さんの姿はなく部屋はもぬけの殻でした。鍵は部屋のポストに入れられ、ゴミ屋敷は静まりかえっています。剛士さんは自分に必要な身の回りの物だけを持って退去していました。

鍵とともに「荷物は全部処分お願いします」の置手紙がありました。真美さんは「ゴミと荷物の片づけまで全部押し付けて、どこまで無責任なの?」と怒りが収まりません。

荷物撤去は2トンロングのトラックでもパンパンでした。27平米にしては、かなりの量のゴミです。フローリングはゴミの水分を吸って波打ち、所によっては腐って黒くなっています。

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