「家賃滞納」ではじめて知った…28歳女性が青ざめた「元恋人」のヤバすぎる正体

太田垣 章子 プロフィール

立ち会った管理会社の担当者も「これはフローリングを全部張り替えないとダメだな」とため息を漏らします。それを聞いて、真美さんもまた頭を抱えていました。結局真美さんは、家賃滞納分と原状回復費用で約100万円のお金を失うことになりました。平均的な20代のシングル女性にとってこれは手痛い出費です。

賃貸借契約の賃借人という立場は、家賃を払うことはもちろんのこと、善管注意義務、つまり借りているのだから、自分の家以上に丁寧に使うという義務も負います。解約手続きをしないまま退去したとしても、その義務は負い続けます。

新しく契約し直せば、敷金や礼金もかかります。入居のための審査や提出書類もあるでしょう。その煩雑さから「このまま住んでおけば?」と軽い気持ちで自分は退去し、関係者がそのまま住み続けるということも見受けますが、じつはこれほど怖いことはないのです。

 

契約の当事者になるということは、その契約に関する責任を負うということ。同棲(同居)を解消する際には、部屋を明け渡すか、少なくとも契約者以外の人が出ていくようにしましょう。

またそもそも論ですが、一般的にワンルームの賃貸借契約では、同居や同棲を認めていないものです。バレたときには、そのペナルティも覚悟しなければなりません。気軽に「一緒に住む?」には、契約当事者はとても大きな責任を背負うということを知っていただきたいと思います。(お相手の公的身分証の確認も忘れずに……)

太田垣章子著『家賃滞納という貧困』

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