2022.04.23

「まるでホテル」な高級老人ホームは幸せと言い切れる? ある現場で働く介護士たちの「生の声」

「老いと幸せ」を考える
宇多川 ちひろ プロフィール

実際、マキノさんのように入居時は全ての事を自分で行えて、自立されていた利用者様でも体調や心境の変化から次第に認知症を発症する方も少なからずいらっしゃいます。

そして、こうした症状が出た場合、マキノさんの利用する施設のように、認知症の方でも対応は一切変えず、基本的には本人の意思を尊重、その思いに寄り添いながら応対する、というのが多くの施設の方針だと思います。

 

現場で働く職員は何を感じているか

最後に、視点を変えて高級有料老人ホームで働く職員たちが取材の中で明かしてくれた「生の声」を一部ご紹介したいと思います。

「職員は基本的にご利用者様居室には立ち入り禁止。どこかに出掛ける時にはSPのような方が現れて一緒に行動されていた」(30代看護師)

「ご利用様が病に臥せられた時、面会に来る方々のお付きの方達だけでもすごい人数の方がいらっしゃっていた。周りをしっかり囲まれていて結局どんな方が面会に来たのかわからなかった」(20代介護士)

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