2022.04.23

「まるでホテル」な高級老人ホームは幸せと言い切れる? ある現場で働く介護士たちの「生の声」

「老いと幸せ」を考える
宇多川 ちひろ プロフィール

様々な立場の方がご入居されて生活されていますが、それ故に守秘義務が徹底され、ご利用者様の生活感などを感じる事はもちろん、介護士としての実感を感じることができなかったという人も少なくないようです。

中には「介護に入る際にも高圧的で、そもそも介護士を人として見ていない」といった感想を述べる方もいらっしゃいました。

今回話を聞いた従事者の方の中には、仕方なくやっている、仕事だからやっていると語る方も多く、利用者の方の対応に疲れてしまって介護をやめてしまう職員の方も少なくないとの事でした。物質的な幸せだけが整った環境での暮らしに何らかの違和感を感じる人も少なくないと言えるのかも知れません。

自分の老後について何が不安かと問われた時、老後の費用と答える人は少なく無いと思います。もちろんそれも重要な問題ですが、今回の事例のように「お金」以外にも多くの不安が横たわっているように感じます。今のうちから自身の老後を想像し、どうあることが自身にとっての幸せなのか、考えてみるのはいかがでしょうか。

 

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