2022.04.29
# 不動産

32歳子持ち主婦の生活を「崩壊」させた、賃貸マンション「1階の部屋」の問題点

生活サイクルが滅茶苦茶に…
小島 拓 プロフィール

それでもなんとか主人を送り出しますが、そのあとも子どもの機嫌のムラがひどくて、ちょっとしたことですぐにギャン泣き。これまではそんなことなく、調子も安定して過ごしていたんですけど、今は昼寝の時間までその状態が続くので、はっきりいって午前中は地獄です。私自身が眠いから、心のゆとりがなくなっているというのもあると思いますが……」

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どこまでも「他人事」な不動産会社

物件の条件だけ見れば、新築で日当たりもいいし周辺環境も比較的整っているので、子育て世帯には申し分がなさそうである。仲介した不動産会社は、この「抜け道」についてなにも察知していなかったのだろうか。

「引っ越して1週間くらいで“もう無理”となって、営業担当者さんに電話しました。するとあろうことか、“そうなんですか、知りませんでした”という反応でした。こちらの状況に同情してくれている感じではあるものの、だからといって解決策を提示してくれるわけじゃないんですよね。

“それはたいへんですね、知りませんでした、お気の毒でしたね”といった返事だけで、この人になにを言っても無駄だと思いました。今回のことは、別に不動産会社の責任ではないと思いますが、それにしても後味は悪いです。とりあえず、いい物件が見つかるまでは、我慢して住みつづけるしかないかなと思っています」

光希さんのケースのように、仲介した不動産業者が一緒に対策を考えてくれることはほとんどない。かと言って簡単に引っ越すわけにもいかず、光希さんのように思い悩みながら生活している人がほとんどだろう。

子どもが遊ぶ公園にあった「ガキうるさい」「庭に入ったボールは絶対に返却しません」という貼り紙や、自宅近くに建設される「死体ホテル」の反対運動など…。より重大な「NIMBY」に悩む人のモヤモヤは千差万別だ。【後編】『「ガキうるさい」「ボールは返しません」住民も青ざめた、近所の公園の「ヤバい貼り紙」』では、ますます深刻な事例について紹介していこう。

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