主にインスタグラムで「結局怖いのは人間だよね」というテーマで実話をもとにした漫画を描き、56.2万人のフォロワーがいる、ちなきちさんの人気作『僕と帰ってこない妻』。主人公は妻と子を持つ、ごく普通の会社員・倉田和樹。周りからはイクメンでよくできた夫だと評価されていますが、妻の雪穂が家出し帰ってきません。なぜ2人はすれ違ってしまったのか。夫婦関係が変化した、妊娠初期のことを和樹は振り返ります。

前編【妊娠中の妻との約束をドタキャン…夫が最優先する、上司との「休日テニス」
】から続く、後編記事です。

どんどん態度が横暴に

妻の妊娠、そして退職をきっかけに大黒柱として会社での評価を得ようと奮闘する夫の和樹。嫌いだった上司にも媚びへつらうことで会社での評判を上げていきます。

それと同時に主婦として家にいる雪穂への態度が横暴になり、「主婦なら家のことくらいきちんとすべき」など注意をするように。そんな和樹に少しずつストレスを溜めていく雪穂。

あるとき和樹は、妊婦の雪穂に買いに行かせた手土産を持って上司たちとゴルフへ出かけます。手土産が好評だったこともあり、ご機嫌で帰宅しますが、雪穂は体調がよくないと横になっていて自分の夕飯が用意されていないことに気づきます。体調が悪い妊婦の妻を心配する…とはならず、真っ先に気にしたのは「自分のご飯」のことでした。さらには「一言連絡くらいくれれば上司たちとご飯に行けたのに」と小言まで吐く始末。

『僕と帰ってこない妻』#29(前編)より。漫画/ちなきち
 

時が経ち、話題は両親学級へ。2週間前から「一緒に参加しよう」と約束をしていたのにも関わらず、和樹はすっかり忘れて、別の予定を入れてしまいました。しかもそれはまたしても上司とのテニスの約束……。

雪穂は別日に変更して両親学級に参加する提案もしましたが和樹は聞く耳を持ってくれません。結局、「俺の分まで雪穂が聞いてきて」「今はネットでなんでも調べられる時代なんだから、分からないことがあったら調べる」と言い張り、雪穂一人で参加させることにしたのでした。

それでは続きをご覧ください。

漫画/ちなきち