対等でないとつながっていられない

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3つ目は、対等な関係でいたかったのに、どちらかが我慢しなければいけないという状況が生まれることが、なんともうらめしかった。法にムカついていた。

私は対等じゃないと、純粋なる好意でつながっていられないと思う人間だからだ。庇護される立場にもなりたくないし、後ろめたさも抱えたくない。ルールも役割分担も決めてはいないが、ここに関しては常に意識していることだ。

苗字は譲ったが、実際に結婚しても食べるものは自分で調達し、結婚指輪もお互い自分の分は自分で買った。おかげで、とってもかわいいオパール付きのものを心おきなく選べて大満足だ。同棲しているときと変わらない生活スタイルで、自分のことは自分でやるルームシェアスタイル。

写真提供/バービー

彼の口癖は、「課題の分離!」だ。ベースは、頼らずに生きていける自立した2人でいたい。だからこそ、いざというときには、「お互い様」で思い切り頼れる。互いに対する尊敬は保っていたい。

後悔していることもある。姓は譲ったのだから、せめて……と世帯主になったが、選挙権が私の名前で届いたくらい。しかも、申請次第で変更可能らしい。

姓を失った心の穴は、世帯主になったぐらいでは埋まらなかった。喧嘩のときには、「姓を譲ってやったのに!」という気持ちが出てくるのは正直否めない。だが、そんな自分が出てくる頻度は、今のところ半年に一回くらいだ。

写真提供/バービー