祝福してもらえたから、世間がより好きになった
結婚を発表したとき、選択的夫婦別姓をよく知らない人からも、賛成の人・反対の人からも祝福を受けた。祝われるのは苦手だが、祝ってもらう儀式には、意味があるのだと初めて身をもって理解した。
自分ひとりのことではないから余計に嬉しい。何より、これほどまでに人に感謝したことが今まであっただろうか? 自分の決断を喜んでくれる人がいるということが何より嬉しい。
正直、叩かれたり、悪口を言われたりすることを覚悟していた。結婚制度に関する不満をつらつら吐いてきたから。結婚そのものよりも、私個人の決断を認めてもらえたようで、居場所を見つけられた気持ちになった。
お歳暮や年賀状を送り合う姿、めんどくさいなぁと横目に見ていたが、七五三、成人式、喜寿、米寿、お葬式などさまざまなライフイベントは、自分の社会的な居場所を確認できるチャンスなのかもしれない。何かしら理由を作って祝義を開くのもいいかもしれないと思い、改めた。
結婚という儀式は、社会活動にすぎない。どのようなメッセージを社会に発信するか、自分をどう表現するか、どのように社会に参加したいか。
私は世間に好意を持ってもらって、前より世間が好きになった。至極、シンプルな話だ。
でも、まぁ公表さえできれば、婚姻届を提出するかどうかは、本当にどっちでもよかった。本当に入籍したことのデメリットが生じるとしたら、離婚するときかもしれない。
パートナーからの手紙
結婚記念日に、こんな手紙をもらった。「入籍したことよりも、ひとと心で繋がっていられることって、こんなにも幸せで生きる源になると感じているよ」
どんな形をとっても、変わらずにいられる2人でいれたようで、この1年の答えのような気がした。
久しぶりに、あの居酒屋さんに行ってみようかな。まだまだ先は長い。たまには炎を見ながら、むき出しの本音を吐いてみるのもいいかもしれない。
好評発売中!バービーさん初の著書『本音の置き場所』
PEACH JOHN×バービーコラボ第4弾の下着が発売中
https://www.peachjohn.co.jp/pjitem/list/?_al=220216barbie
バービープロデュース商品もオンラインで好評発売中
https://test-gge.myshopify.com/
バービーさんの夢が叶った? 「インドネシアの歌姫計画」発進!
YouTube「バービーチャンネル」でインドネシアの歌姫の夢にむかっていたバービーさんの曲「Ya Jatuh cinta」のMVが公開されました!