オンライン英会話スクール講師・mamiさんによるFRaU web連載「シンプルなのに伝わる英会話レッスン」(毎週金曜更新)では、初心者でも覚えやすく、確実に伝わる英会話を提案しています。
相手のファッションや趣味などを褒めるときに「センスがいいね」と言うことがありますが、これを英語にすると「You have a good sense」だと思っていませんか? 実はこれ、間違った言い方なんです。では、どんな表現をするのでしょうか。例文とともに解説していきます。
★mami流・英語を話すときの心得★
「間違えないように言わなきゃ」と気負う必要は全くありません。一番大事なのは「相手に伝えること」。カタコト英語でも問題ナシ! 「英語がしゃべれないから……」と、困っている外国人を見て見ぬふりせず、積極的に話してみましょう。
「センス」=「sense」だけじゃない
「あなたセンスいいね!」「あの子、センス悪いね」など、「センス」という単語を使ったフレーズは、英語でどのように言うか知っていますか? 「センス」=「sense」を使うと思いがちですが、実は全く違う単語を使うことがあるんです。その単語を使ったフレーズを含めていろいろな言い方を紹介していきます。
【1】You have good taste. 「センスがいいね」
【解説】「センス」は英語で「taste」と言うことが多いです。「taste」は「味」という意味もあるので、使い分けができるように2つの意味を覚えておきましょう。このときの「センス」は、服の趣味や物を選ぶときのセンスのことを言います。
【2】He has bad taste in women. 「彼は女性のセンス(趣味)が悪いね」
【解説】「センス(趣味)が悪い」は、「have bad taste」という表現を使います。また、前置詞「in」を使って「~の」という意味を付け足して使うことも多いので、一緒に覚えておきましょう。「bad」よりも強い表現にしたいときは、代わりに「poor」を使うこともあります。
【3】I’m terrible at playing tennis. 「私はテニスのセンスがない」
【解説】これはスポーツなどに対してよく使う言い方です。「be good at~(~が得意だ)」という表現の逆で、「be terrible at~(~がすごく不得意だ)」という意味になります。「at」の後の動詞は「-ing」をつけるのを忘れないようにしましょう。
今週はここまで。mamiさん監修「シンプルなのに伝わる英会話レッスン」は毎週金曜日に更新!
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