【小豆島】SHODOSHIMA

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「オリーブの島」としても知られる、瀬戸内海で2番目に大きい離島には、自然と融合した個性的なアートがたくさん。

眺めの美しさを誇る持続可能な観光地

円環から海を望めるチェ・ジョンファ氏〈太陽の贈り物〉。香川県小豆郡土庄町(土庄港湾内)

高速船で約35分、フェリーで約1時間。高松港からほどよい距離に位置する小豆島。アートを通してその地域を知ることができる瀬戸芸では、海沿いや棚田に突如作品が現れるのがお約束だが、土庄港に着き下船すると、オリーブの葉を王冠のかたちに仕立てた現代アーティスト、チェ・ジョンファ氏作の〈太陽の贈り物〉が目に飛び込んできた。2019年には、ここ土庄港に彫刻家キム・キョンミン氏が手がけるステンレス製のオブジェが新たに加わった。

島の空間に対して芽生えた感情を言葉にし、その言葉を想像の水の中に落とすことで空間とつながる水の動きをイメージした、キム・キョンミン氏の〈再び…〉。香川県小豆郡土庄町港新町

小豆島の魅力は醤油、佃煮、ごま油、手延べそうめん、オリーブなど食の名産と、唯一無二の美しい景観だろう。国立公園設置のきっかけとなった、寒霞渓。長年保全されてきた、「日本の棚田百選」にも名を連ねる中山千枚田。持続可能な観光地を評価し認証するオランダの国際団体グリーン・デスティネーションズから2021年版「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選出されたのも納得の眺めを満喫したい。

こえび隊インタビュー

島と瀬戸芸を結ぶ、ボランティアサポーター

3年に一度、瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台に開催される現代アートの祭典、瀬戸芸に欠かせないのが、ボランティアサポーター〈こえび隊〉だ。国内外から集まるサポーターは、0歳児(もちろん親同伴)から80代までと年齢の幅が広く、参加者は延べ4万人。現在高校3年生の山地桃加さん(写真左)は、1年生のとき「高校生のための瀬戸内アートサマープログラム(SASP)」に参加して直島のアートに感動。瀬戸芸について個人で研究するため、こえび隊に加わることになった。

「島の生活圏内で活動するこえび隊は2010年の発足以来、島の人々に敬意を払って関係性をつくってきたそうです。そういう心得や、瀬戸内海の非日常な多島美など、いろんな要素が化学反応を起こして、瀬戸芸の大きな魅力として世界中に発信されているんだなと肌で感じました」

会期直前はアーティストが作品を仕上げるのを手伝ったり、作品案内をしたり、さまざまなサポートをするこえび隊だが、会期外でも、豊島のお誕生会、女木島名画座での上映などのイベントを通じて島の人たちとの交流は絶えることなくつづく。こえび隊の事務局機能を担う、甘利彩子さん(写真右)は言う。

「芸術祭は香川県の取り組みですが、市民も自分ごととして参加できる仕組みがあれば、島ともうまくつながれるんじゃないかと始まったのがこえび隊です。島とアーティスト、来場者をつなげる大事な役割を担うサポーターが、芸術祭の一番のファンになってくれるのはうれしい」

山地さんは、こえび隊のサポーター活動を経て、大学では文化資源マネジメントコースで学ぼうと決めた。甘利さんが微笑みながらつづける。

「ふつうの仕事をしていたら出会えないような人と会い、親しくなれる。島に住むかっこいい人生の大先輩とのやりとりも含めて、芸術祭の財産になっていると思います」

瀬戸内国際芸術祭2022
3シーズンパスポートが、一般5000円 16~18歳3100円で発売中。
【会期】
春|4月14日(木)~5月18日(水)
夏|8月5日(金)~9月4日(日)
秋|9月29日(木)~11月6日(日)
【開催地】
直島/豊島/女木島/男木島/小豆島/大島/犬島/沙弥島[春のみ]/本島[秋のみ]/高見島[秋のみ]/粟島[秋のみ]/伊吹島[秋のみ]/高松港・宇野港周辺/広域・回遊
setouchi-artfest.jp

●情報は、「FRaU S-TRIP MOOK 国立公園」発売時点のものです。
※本記事で紹介している商品の価格は一部を除き消費税を含んだ金額です。なお一部の商品については税込価格かどうか不明のものもございますのでご了承ください。
Photo:Koichi Tanoue Text:Tomoko Ogawa

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