キャサリン妃のサマードレスが大注目!「サンダル姿」でも気品にあふれる理由
初夏のファッションのお手本に王妃・プリンセスのカリブ海訪問
注目度No. 1のプリンセスとしてすっかり定着したイギリス王室ケンブリッジ公爵夫人キャサリン妃。ロイヤルファッションを象徴する優雅なドレス姿はもちろん、ジーンズの着こなしも上品さを損なうことがないため、わたしたちにとっても身近なファッションアイコンとして親しみや共感を持って受け止められているようです。
ただ、イギリスは冬が長く厳しいため、ロングコートをお召しになる期間が長く、キャサリン妃が夏ファッションをお召しになる機会はそう多くありません。2022年3月、エリザベス女王に代わって、ウィリアム王子とご一緒に訪問したカリブ海の国々では、キャサリン妃の貴重な夏ファッションが見られました。
カリブ海域は、1492年12月5日、クリストファー・コロンブスがイスパニョーラ島に到達したのをきっかけに、スペイン、イギリス、フランス、オランダなどヨーロッパ諸国との関係が生まれ、歴史を積み重ねてきました。今回は、カリブ海の国々を訪れた王妃・プリンセスのファッションを見ていきましょう。

ケンブリッジ公爵夫妻がプラチナジュビリーで訪れたベリーズ、ジャマイカ、バハマはコモンウェルスの加盟国。各国の君主はエリザベス女王ですが、イギリスと対等な独立・主権国家です。
キャサリン妃の衣装は、訪問地に到着する日と出発する日、首相官邸などを訪問する日は、ワンピースやセットアップなどビジネスフォーマルをお召しになり、君主の代理を務める総督が開催するレセプションは、フォーマルなソワレでお出ましになりました。滞在期間中に参加するプログラムやアクティビティは、サマードレスやジーンズなど、プログラムの内容に合った衣装を着用しています。
今回はサマードレスとサンダルのコーディネートに焦点を当ててみましょう。
爽やかなブルーとフラワーの組み合わせ
サマードレスの1着目は、3月20日、ベリーズで着用したトリーバーチのティアードドレスです。爽やかなブルー系のフラワー柄で、ブルー系の大振りのフープピアスを合わせ、海岸沿いの少数民族の村を訪問しました。足元はスチュアート ワイツマンのサンダルを合わせ、ビーチに移動すると、ステラ マッカートニーのエスパドリーユに履き替えました。


シューズを履き替えたことで、ビーチの美しさに目を奪われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。“カリブ海の宝石”とも呼ばれるベリーズは、サンゴ礁に恵まれるリゾート地として知られます。ドレス姿のキャサリン妃も素敵ですが、ベリーズの自然や文化にも興味がわいてきます。