「8560万円」で注文住宅を計画も、年収1400万夫婦が頭を抱えた「想定外の費用」

秋山 芳生 プロフィール

また、見積もりの中には、エアコンの費用とカーテンの費用が含まれていません。あくまで工務店が受注する範囲のものしか考えられていなかったので、リビングと寝室、子供部屋など4ヵ所にエアコンとカーテンの取り付けを行うことで、80万円がかかりました。

最後は住宅ローン控除が受けられないことです。マイホームを売った場合は3000万円の特別控除が受けられ、Aさんはこの控除を使って売却時の利益を丸ごと手にすることができました。

しかし、この控除を使うと居住年の翌年以後3年間は新たに住宅ローンを組んでも「住宅ローン控除」を受けられません。このことを知らなかったAさんは、年末調整でお金が帰ってくると思っていた分の計算が狂うことになりました。

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Aさん夫婦はもちろん、テレビやソファー、冷蔵庫など、今まで使っていたもののほかにも家の中で新調するものは洗いだして計算をしていました。

その計算の外に地盤改良費や、つなぎ融資の金利、外構費、税金などが発生しています。予算をオーバーしてしまったAさんは、現金や貯蓄を使い果たした結果、住宅ローンのほかに100万円ほど消費者金融から借りて凌ぐことになりました。

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